2010年5月22日土曜日

5月19日 デザインイノベーション論と特別講義

今回のデザインのベーション論はエドワード・タフテ氏について
エドワード・タフテという名前をご存じない方もいると思うので少し説明すると、
エール大学で情報デザインを教えた後、今は本の出版をメインに活動しているそうです。
月に3回ほど講演が開かれており毎回、盛況らしいです。
この講演には、デザイナーの人よりも、
プレゼンテーションや報告書、レポートを仕事で作る必要がある人が
参加すべく、会社から送られて来ている人がたくさんいるらしいです

以下、エドワード・タフテ氏の手法。
彼はIGのおける表現の関してテーマをエスケーピング・フラットランド(情報の並列化をさける)と称して重要なポイントを5つに分けています。

■MICRO / MACRO Readings
関係性、関連性をわかりやすくする。
例)日本地図と都市の地図の2つがある場合、2つがどのようにつながり、関連しているのかわからないと混乱してしまう。


■Layering and Separation
異なる情報がレイヤーのように重なっているもの。
重ねると情報が豊かになり、わかりやすくなる。
例)障子と影など

Small Multiple
一つだけではわからないことも、比較することで違いがわかる。
例)バリエーション
一体だけではどこをどう見ていいかわからないが、複数体あると違いがわかり、選択することもできる。

■Color and Information
色があると異なる表情(情報)を伝えることができる。
例)地図、路線図
色そのものに情報をあたえることでわかりやすく、検索しやすくしている。

■Narratives of Space and Time
図があることですごくわかりやすくなる。
文字だけでは伝わりにくい情報も図にすることでわかりやすくなる。

ついでに彼はIGにおいて重要な要素、モチーフ・表現の重要視しているのはモチーフだそうです。

次、特別講義について今回はトライポッドデザイン中川 聰氏
中川さんはUDデザインの第一人者で 東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻特任教授
もやっています。講義は音から発想するワークショップ、とても楽しかったです。
その前にメモしたことをDESIGN FOR THE OTHER 90%
これは全世界には10%しかデザインの恩恵を受けている人がいないのでその他の人のためのデザインと言う事です。
いちいち説明するのが面倒なのであげていくと、
五感から発想するデザイン
五感とリードユーザー
人間は皆個性を持ち非常に多様なグループとして存在している
気になった物は何で気になったかわかるまで気になっている
五感は必ず偏っている
期待学の3つの評価軸、映像的評価、言語的評価、数値的評価
清音、静音、制音、正音、
ノイズとデザイン
サイン音とデザイン

写真は講義が終わった後の懇親会の写真です。中川さんの話はとても面白く、本人もとてもユニークな人でした。そしてエネルギッシュな人でした。
まぁこんな感じです。
期待学なんか面白そうな感じがします。



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